バスの中のドラマ

 

最近、バスに乗ったときのこと。

座席は満席で、立っている乗客がちらほらの状態で

とあるバス停から女性が乗ってきた。

結構でっぷりとした体格で、白髪染めもしていない。

私の推測では50代後半かなー?

60過ぎてるかなー?という印象。

太ってるし、たぶんそのせいで好みの洋服も着られず

だふっとした男物のような感じの物を着て

老けた印象になってしまう。

 

そんな様子の女性(A子さんとする)が乗ってきて

私の横の吊革につかまると

すぐ前にある座席の男性(B夫さんとする)が「あ、座ります?」

と言いながらその女性に席を譲るしぐさをした。

 

A子さんはびっくりしたように自分の顔の方に人差し指を向けて

「わたし?」

B夫「そうです。そうです。どうぞどうぞ。」

そう答えるのと同時くらいにA子さんも「いや、いいです。いいです。私は」

 

すぐ横にいた私も違和感を感じた。

なぜならB夫はA子よりどう見ても年上に見えるからだ。

ほとんど白髪のような短髪をした初老だ。

 

そしてA子さんは自分の後ろから乗車してきた男性(C太さんとする)を見て

そのC太さんのほうへ手のひらを差し出すようにして

こう言った

「あ、あちらの方!あちらの方のほうがいいんじゃありません?」

B夫さんが立ち上がった空席はC太の方がふさわしい

そう考えたのだろう。

 

C太さんも確かに初老だ。だがシャキッとしている。

 

C太さんは「私は結構です。」と手を挙げながら

バスの奥のほうへ歩いていってしまった。

 

A子さん「・・・じゃあ・・もごもご・・どうもありがとうございます」

どこか納得いかない様子でB夫さんに小さな声でお礼を言って座った。

 

 

Westbere bus

 

このバスの中の劇場ドラマの一部始終を

私はガン見していた。

いや、みんな見ていただろう。

 

そもそもB夫さんはなぜA子に席を譲ろうと考えたのか?

1.自分より年上に見えた

2.妊婦に見えた

3.太っていて立っているのが辛そうだから

この3つにしぼられる(笑)

 

A子さんにとってはどれも屈辱だったに違いない。

周りに人がいなければもっと拒絶している勢いだ。

「えーー?あなたはおいくつなの?私はまだ○○歳よ!」

と心の叫びが聞こえてきそうだった。

 

逆に、もっと若い

まあ、若くても高齢出産くらいの妊婦さんと見間違えたの?

 

それともB夫さんが実は白髪のせいで老けて見えて

印象よりも若いのか?!

 

もうB夫さんに聞いてみなければわからない。

 

最近では

高齢の方もシャキシャキ若い人もいるし

席を譲って失礼なのではないかと思われるような人もいて

線引きに迷うときもある。

 

電車に乗れば、スマホばかり見て

乗ってくる人は見てませんよー

高齢者には気が付きませんよー

ってあれ、作戦かな。

 

歩きスマホも、スマホで知らんぷりもやめてくれよ。