兄と弟の光景

ある日曜日の午後。

仲良く歩いている親子連れが歩いていた。

休日とおぼしきお父さんと小学生の兄弟二人で

お兄ちゃんは小学5年生くらい

弟の方は小学校1年生くらい。


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私は少し離れて歩いていたのだが

急にその父親が下の子に大きな声で怒鳴りつけた。


てっきり

仲よく休日を楽しむ親子だと

ほのぼのした気持ちで見ていたので

お父さんの大きな怒鳴り声にハッとした。



それまでの会話は聞こえていなかった為

どうして怒られることになったのかはわからない。


聞こえたのはその父親

「いい加減にしろっ!もうお前は家に帰ってこなくていいっ!帰ってくるな!!」と言った大きな声。


そう言いながら父親はスタスタと早足で

前の方に歩いて行ってしまった。


怒られた男の子は泣き出してしまい

家に帰ってくるなと言われて

どうしていいかわからない様子で、その場に立ち尽くしてしまった。


それでも

どんどん父親は先に歩いて行ってしまう。


するとお兄ちゃんが

泣いている弟の前に来て、背中を向けてしゃがんだのだ。


そして

「乗れよ」と言った。


そう、背中におんぶしてあげるから「乗れよ」ということだ。


それでも弟はただ泣くばかりで動こうとしなかったが

また「いいから、乗れよ!」と

お兄ちゃんは強めに言って促した。


それでやっと泣きながらも兄の背中におんぶされ

お兄ちゃんは重そうにしながらも

足早に父親を追いかけるようにして歩いて行った。


その一部始終を見て

お兄ちゃんの行動に涙が出そうになるほど感動した。

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弟からすれば、帰ってくるなと言われた家に

連れて行ってくれるお兄ちゃん。


どんなに救われたことだろう。



子どもがどんなことをしたのかはわからないが

大声を張りあげて叱って、置いていくというのは

どうなのだろうか。


イケないことはイケないと叱れば

それでいいのではないかと思う。


基本的に

子どもをその場で本気で叱るのは

 
危険な行為

人に迷惑をかける行為

人としてやってはいけない行為


このくらいではないのか?


大抵は叱るのではなく、大人の都合や感情で怒っていることが多い。


私もそうは思っていても、いつも心に余裕をもってばかりいられないから

ついつい怒り過ぎて後で後悔したり。。


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そのお兄ちゃんも、自分が怒られたときの経験から

弟がかわいそうだと思い、そういう行動にでたのかもしれないけれど


手をつないであげる、という行為ではなく

「おんぶ」してあげようと思ったとのはなぜなのかと不思議だった。


自分がそうしてもらった経験が無ければやらないのでは?

お母さんがしてあげたのか、お父さんがしてあげたのかはわからないが


きっと誰かの優しさを受けて育ったに違いない。




きっといい大人になるよ!と心の中で思った。




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